
2009/12/20に新生なった「テクノクロップス しみん科学」が発刊になりました。
特集1:オバマ大統領の科学政策
特集2:インフルエンザと人類進化
特集3:体内時計は長寿命
去る11月13日の米国オバマ大統領の来日にあわせた情報交流として、ウィリアム・ L・ブルックスさんによる「現代米国社会の変化、American society in transition 」と題する講演が開かれました。
私たちの身体の中を流れている血液の話に始まり、健康を維持するための秘訣に至るまでを最近の医学の進歩や話題と対比させながらユーモアたっぷりに易く紹介して下さいました。講演の後には沢山の質問も出て熱気あふれる集いでした。
村井嘉浩宮城県知事の来賓挨拶に続いて基調講演があり、三つの招待講演を夾んで活発な討論と自然エネルギーについての将来展望が議論されました。
NPO科学協力学際センター川村理事の招きにより仙台に来られ、川添代表、佐竹理事、粕谷理事、後藤孝東北大金研教授等と「科学の役割と未来」について語り合いました。アン・エミッグ女史はNSFの国際部東南アジア担当のプログラムマネージャーで、日本語も流暢な大変気さくな方です。川村理事の司会により、2時間を超える終始和やかな国際交流となりました。
最近、睡眠障害、肥満、糖尿病などと深く関わることで話題となっている体内時計について、わかり易い解説と健康医療の新しい試みが紹介されました。
資源に乏しい一方で稀少金属の大量消費国と思われがちな日本ですが、リサイクル可能な金、銀、銅、インジュウム、白金などについて世界有数の資源国であることが紹介されました。普段から常識と思われていることも、科学の目で一つ一つ確かめたり見直したりすることの大切さが良くわかりました。