当科学協力学際センターでは大学や研究機関で培われた知識とネットワークを活用して企業や自治体などの課題解決への支援を行ってきましたが、その発展形として「名誉教授ドットコム」が4月1日に発足しました。名誉教授の知見とネットワークを活用し、企業や自治体などの課題解決につなげるベンチャーです。
川添代表(東北大学名誉教授、東北大未来科学技術共同研究センターシニアリサーチ・フェロー)が社長に就き、課題解決に向けた仲介業務、コンサルタント業務などを手がけます。登録アドバイザーは電子工学、計算材料学、材料科学、画像処理など13人(4月7日現在)。東北大名誉教授が中心で、MEMS(微小電気機械システム)分野の第一人者で当NPOでも講演された江刺正喜氏も参画されました。新会社は案件ごとにチームを編成、紹介して仲介手数料を得る。2022年をめどに新会社のホームページ(www.pedc.tohoku.org/)を通じてアドバイザー登録可能なシステムの構築を目指します。川添代表は「知見を持つ国内外の名誉教授が集まる仕組みをつくり、社会に貢献していきたい」としています。
報道記事
「学者の知識・経験コンサル活用を」(河北新報、令和2年4月1日)
「名誉教授が課題解決・仙台にベンチャー設立」(日刊工業新聞、令和2年4月10日)