第15回(平成28年度)定時総会の開催

第15回(平成28年度)定時総会が例年通り、6月30日(金)に5階会議室にて開催されました。川添代表理事の挨拶に続いて、佐藤事務局長より平成28年度の事業内容と決算報告がありました。情報収集と発信事業では「しみん科学」の継続、「多面体木工」増補版の頒布が行われました。産学官共同事業ではバイオ、環境、省エネルギー技術とも関連して、米国・空軍研究所やロシア・ノボシビルスク研究所との共同研究が実施されました。また新産業創出事業でも環境発電技術の開拓を民間企業と行いました。また会員の協力を得て学都「仙台・宮城」サイエンスデイへの出展も2年目となりました。

これらの活動について決算が承認され、引き続き29年度の事業計画と予算が示されました。産学官共同開発事業と新産業創出事業では環境発電技術を太陽光や風力に限らず工場や家庭に存在する振動等の未利用エネルギーを電力に変換するエネルギーハーベスティング技術の開発と安全対策や商品管理のための電池レス通信システムへの応用、学際的科学技術事業者育成事業では日本語 e-learning システムの充実が提案され、了承されました。

総会終了後に行われた学際セミナーでは鈴木茂東北大学多元物質科学研究所教授による「社会において重要な役割を演じている各種鉄酸化物とその背景」と題する講演が行われ、ご自身が企業と大学で続けられた鉄のご研究について紹介されました。その後は懇親会へと場が移り、鈴木先生を囲んだ歓談が続きました。

資料1
資料2
資料3