第17回(平成30年度)定時総会の開催

第17回定時総会となる平成30年度定時総会が例年通り、6月21日(金)に開催されました。川添代表理事の挨拶に続いて、平成30年度の事業内容と決算報告がありました。情報収集と発信事業では「しみん科学」の継続、「多面体木工」増補版の頒布が行われました。産学官共同事業ではバイオ、環境、省エネルギー技術や材料とも関連して、米国・空軍研究所との共同研究が実施されました。新産業創出事業でも環境自律発電技術の開拓を民間企業と行いました。また会員の協力を得て学都「仙台・宮城」サイエンスデイへの出展も4年目となりました。
これらの活動について決算が承認され、引き続き令和元年度の事業計画と予算が示されました。主に産学官共同開発事業ではマテリアルインフォーマティックスティックスによる新材料の設計、新産業創出事業では環境自律発電技術を太陽光や風力に限らず工場や家庭に存在する振動等の未利用エネルギーを電力に変換するエネルギーハーベスティング技術の開発と安全対策や商品管理のための電池レス通信システムへの応用、が提案され、了承されました。

総会終了後に行われた学際セミナーでは川添代表による「ビッグデータと人工知能によるICTが拓く一般市民の未来生活」と題する講演が行われ、米軍が70年代に始めた大規模な研究、計算機ハードウエアの進展と最近の深層学習、交通事故を減らすための自動運転など、情報通信技術、ICT、の基礎から最近の応用までの平易なお話がありました。

資料1
資料2
資料3