第33回:鐵の腐食-瑞鳳殿弔魂碑
仙台市瑞鳳殿のなかにある戊辰戦争の鐵製弔魂碑の腐食とその修復の経緯についてお話して下さいました。平成22年仙台市産学連携推進課から建立後140年経過して腐食の激しい鋳造物の修復を依頼され、翌年の東日本大震災の最中にも作業が続けられ、7月に完了しました。その間のご苦労と見事に復活した現在の姿を写真を交えてご説明下さいました。民間の業者からも断られる中、専門知識を活かした難題の解決は大学にとっても存在感を示す良い機会になりました。後藤先生は主にセラミックス材料の研究をされてますが、金属も腐食して酸化すればセラミックスになるとのお話に納得しました。益々のご活躍を期待致します。