日 時 : 平成31年1月16日 (水曜日) 午後6時30分より
講 師 : 岩崎俊樹 東北大学大学院理学研究科特任教授(研究)・名誉教授
日本気象学会理事長
要旨:将来が気掛かりな気候変動について、1。地球温暖化事始め、2。IPCCとCOP、3。地球温暖化の予測、4。異常気象、5。社会の選択(緩和と適応)の順で詳しくお話下さいました。東北地方でも昨年2018年7月の平均気温は平年に比べて2.8度も高く、1964年に統計を取り始めて以来最高の猛暑だったそうです。その原因は西からのチベット高気圧と東からの太平洋高気圧の日本への張り出しが共に強く、挟み撃ちにあったからとの説明でした。異常気象はその時々に局所的に起こる現象で、予測もなかなか難しく、地球温暖化は専門家にとっても重い研究課題として地道に取り組むべしとのことでした。