第5回市民型講座、「漢字はおもしろい、書はたのしい」が2月16日に開催されました.

漢字の起源は紀元前14世紀に遡るとのことでしたが、亀の甲羅や獣の骨に鋭利なもので刻まれた甲骨文やその後の青銅器に印された金文の歴史に始まる「おもしろい漢字」と「楽しい書」について盛り沢山なお話をして下さいました.また個展などに出展された素晴らしいご自身の作品も幾つかご紹介戴きました.何時もの会議室は満席に近く、話題も科学とは趣を異にして和やかな雰囲気の講座となりました.

2010/02/17

第5回市民型講座、「漢字はおもしろい、書はたのしい」

開催日時:平成22年2月16日(火)、 18:00 – 19:00

講義者:一関京子講師 (東北大学金属材料研究所、計算材料学センター、スーパーコンピューティングシステム アドミニストレーター)

(白峰社評議員、毎日書道展会友、河北書道展審査会員、みやぎの書60人展実行委員)

講演資料

話のながれ

1.序論と作品の紹介

2.漢字の話(白川静先生の文字学による)

甲骨文や金文のこと

「左」と「右」のもとの字は?

「サイ」のこと

「尋」は左」と「右」から出来ている?

「祭」の「月」は肉片なのか?

「道」にはどうして「首」がついているか

3.書はたのしい

「上」を書く