開催日時:令和7年6月27日(金)18:00~
講演者:後藤 孝 東北大学未来科学技術共同研究センター
学術研究員 (名誉教授)長岡技術科学大学イノベーション専攻特任教授
セラミックスはギリシャ語で焼き固めた物、という名称の言われの話から講座が始まりました。
焼き物なのでアルミニウムなどの金属の酸化物と思いがちですが今や、窒化物、炭化物、硫化物などが加わって膨大な種類が作られています。
硬いけど脆いと言う欠点がありますが、唯一の例外はジルコニアと呼ばれるジルコニウムの酸化物だそうです。
脆いと衝撃などでクラックが入って割れ目が出来てしまいます。しかしジルコニアはイットリウムやカルシュウム原子を少量加えると、そこでクラックの進展が止まる作用が働くからとの説明でした。
ジルコニアは2000度の高温に耐え、ジェットエンジンのタービンや原子炉の炉心に使われてきましたが、2000年以降はそれ以上の過酷な条件で使える炭化ケイ素が注目されているようです。炭化ケイ素も脆いですが東北大学金属材料研究所で繊維化に成功したことで割れに強い材料になり、原子炉に使えば水素爆発も防げることから、実用化に向けた開発を進めていらっしゃるとのことです。

