当NPOと協力関係にあるnatural scinece チームが開発した「どこでも茶道」が6月21日からアラスカで行われた国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテストで、世界1位になりました。
2015/06/26
NPO natural scinece チームが開発した「どこでも茶道」が国際ナノ・マイクロアプリケーションコンテストで、世界1位になりました。
このたび受賞した「どこでも茶道」は、去る4月22日に東北大学の江刺正喜先生をお迎えして開かれた市民型講座でも紹介されましたが、同先生が開発された加速度センサー、ジャイロセンサー、赤外線センサーを茶筅に組み込んで茶道の所作を定量的に測定し、客観的に評価できる画期的なアプリケーションです。美味しいお茶の条件である「滑らかさ」「泡のきめ細かさ」「濃さの均一性」「適度な温度」の4つの観点からお茶の出来具合を点数化し、世界中どこでも茶道のお稽古ができます。チーム茶道のリーダー・松田佳歩さんは茶道歴5年ですが、「定性的だった所作の指導を定量化したい」という発想と「作品を通じて茶道の魅力を世界に知ってほしい」という動機から、本作品を構想し、後述するプロセスを経て、他3名のチームメンバーとともに優勝作品を作り上げました。 工学と文化を繋ぐ素晴らしいアイディアと応用で、指導された江刺先生も大変お喜ばれたことでしょう。