2017-11

セミナー・シンポジウム

第38回市民型講座のご案内

枯れ葉舞う季節となりましたが、皆様お元気でお過ごしのこととお喜び申し上げます。日頃はNPOの活動へご理解とご協力をありがとうございます。 さて、第38回市民型講座を下記の通り開催いたします。今回は当NPOの体内時計がご専門である石田直理雄理事にお願いを致しました。終了後に忘年会を兼ねた懇親会も予定しています。是非ご参加くださいますようお待ち申し上げます。 準備の都合により恐れ入りますが、ご参加の有無を12月1日(金)までに事務局へお知らせ戴ければ幸いです。 記 日 時 : 平成29年12月11日 (月曜日) 午後6時00分より 場 所 : 新仙台ビル5階会議室(七十七銀行芭蕉の辻支店ビル)                  〒980-0804 仙台市青葉区大町1-1-30 講 師 : 石田 直理雄 NPO理事                     国際科学振興財団 時間生物学研究所 所長 兼 主席研究員 概要 1984年にPeriod遺伝子がクローニングされた時には医学生物学研究者の間には強烈な衝撃が走った。なぜならたった一個の遺伝子上の一塩基配列の違いで生物の時計が長く...
市民型講座

第37回:液晶ディスプレイの進化と今後の高品位テレビの動向

第37回:液晶ディスプレイの進化と今後の高品位テレビの動向 要旨:液晶は今から百数十年前に発見された。液体でありながら結晶のように分子が規則正しく並ぶという不思議な性質をもつものであった。そして今から50年ほど前に、低い電圧をかけると光学特性が大きく変化することが見いだされて、ディスプレイへの応用が提案された。その後これを使った電卓やワープロが生み出され、ついに今日の大型テレビに発展してきた。さらに、最近では液晶と競合する有機ELが開発され、新たな時代が始まる可能性に関心が寄せられている。 基本的な現象の発見から長い年月を経て漸く応用の可能性が見えて来た頃に大学院生として液晶分子の合成から始められ、ディスプレイの実現まで突き進まれた素晴らしいご研究の一端をお伺いすることが出来ました。どんなに優れたデバイスも殆どが目か耳で動作を認識出来なければ意味がなく、肝心・要な課題を電子工学科を専門に異分野にも挑戦しつつ一心に追求された結果と拝聴しました。参加者からは、将来的なことも含めて続きのお話を是非お聞きしたいとの声もあがり、懇親会も楽しいひとときとなりました。